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PlantCalc

配管の計算ツール

配管圧力損失 計算

計算の入力欄へ ↓使い方・よくある質問

流量・配管サイズ・流体物性から、直管の摩擦損失・継手の局部損失・高低差による圧力差を求めます。Darcy-Weisbach 式による計算で、JIS 配管の呼び径から内径を自動入力できます。

主な入力
流量、流体、配管サイズ、長さ、継手
主な結果
圧力差、損失水頭、流速、レイノルズ数
適用範囲
非圧縮性の単相液体が対象です。気体・二相流・非ニュートン流体・スラリーは対象外です。

公開日: 最終更新: 作成・保守: PlantCalc 運営計算・掲載内容の検証方針

計算結果。合計圧力差 25.937 キロパスカル。

入力条件

結果を見る

入力欄には操作確認用の代表値を表示しています。 実際の条件に置き換えてください。必須欄は空欄にせず、ゼロの場合は 0 を入力します。結果は自動で更新されます。

流体と流量

表示温度・組成の概略値です。条件を変更する場合はカスタム入力を選んでください。 物性値・濃度基準・出典を確認

配管寸法

管の状態と経路

清浄な商用鋼管の参考値。JISの保証値ではありません。 粗さの条件・出典を確認

出口 − 入口。上向きが正

継手・弁

使用する継手・弁の個数と、採用機器の径・形状・開度に合う K を入力してください。 K はこの配管の内径で求めた平均流速を基準とする無次元係数です。 入口・出口だけに条件付きの既定値があります。 Kの条件・出典を確認

継手・弁の個数と K を設定ΣK = 0.00継手・弁の設定なし(全個数 0)
90° エルボ

Kはメーカー資料などから手入力。曲げ半径・径・接続方式に合うKを入力。

45° エルボ

Kはメーカー資料などから手入力。曲げ半径・径・接続方式に合うKを入力。

T 通過流れ

Kはメーカー資料などから手入力。流量分配・径比・接続方式を確認して入力。

T 分岐流れ

Kはメーカー資料などから手入力。流量分配・径比・接続方式を確認して入力。

仕切弁 (ゲート弁) 全開

Kはメーカー資料などから手入力。採用する弁の型式・径・全開条件のKを入力。

玉形弁 (グローブ弁) 全開

Kはメーカー資料などから手入力。採用する弁の型式・径・全開条件のKを入力。

ボール弁 全開

Kはメーカー資料などから手入力。フルポート・縮小ポートの違いを確認して入力。

バタフライ弁 全開

Kはメーカー資料などから手入力。採用する弁の型式・径・全開条件のKを入力。

スイングチェック弁

Kはメーカー資料などから手入力。型式・径・流速による開弁状態を確認して入力。

入口 (角型・容器壁と同面)

HIの参考値。丸みのない角型入口の参考値。突出・丸みのある入口には適用しません。 HI Fig.3.B.1a:Square Edged Inlet

出口 (配管 → 大きな容器)

HIの参考値。急拡大し、容器側の平均流速をほぼ0とする条件。ディフューザには適用しません。 HI Fig.3.B.1b:Sudden Enlargement (A₂→∞)、Eq.3.B.3a

計算結果

入力へ戻る

サンプル条件(初期値)

合計圧力差 ΔP
25.937 kPa
= 0.02594 MPa = 2.650 m (液柱)

内訳

直管摩擦損失
25.937 kPa
継手・弁の損失
0.000 kPa
位置による圧力差
0.000 kPa
合計
25.937 kPa
損失水頭 (摩擦+継手)
2.650 m
直管 100 m あたり
25.937 kPa

中間値

体積流量 Q
50.000 m³/h
流路断面積 A
0.00822 m²
平均流速 v
1.690 m/s
レイノルズ数 Re
172,207 乱流
相対粗さ ε/D
4.47e-4 -
摩擦係数 f
0.01862 -
動圧 ρv²/2
1.425 kPa

計算結果の読み方

80Aと100A:同じ流量でも圧力損失はどれだけ変わる?

比較する条件

20℃の水を 50 m³/h で流す固定条件です。密度 998.2 kg/m³、粘度 1.002 mPa·s、 直管長 100 m、絶対粗さ 0.0457 mm、 継手抵抗と高低差は0とし、Sch40の呼び径だけを変えます。 内径は掲載寸法表の「外径−2×肉厚」で求めています。

80Aと100A:同じ流量でも圧力損失はどれだけ変わる?の計算結果
項目80A Sch40100A Sch40
内径78.1 mm102.3 mm
流速2.899 m/s1.690 m/s
Re(ともに乱流)225,567172,207
Darcy摩擦係数0.01890010.0186187
直管圧力損失101.52 kPa25.94 kPa
損失水頭10.371 m2.650 m

表は横にスクロールして比較できます。

結果から読み取れること

100Aでは流速が約 41.7%、 直管圧力損失が約 74.5%小さくなります。流速だけを見るより、直管損失の差が大きく現れる例です。 流量を満たす管径の候補を出した後は、許容圧力損失と配管費も比較して選びます。

誤解しやすい点と適用条件

減るのはこの直管の摩擦損失です。設備全体の必要揚程や消費電力が同じ割合で減る意味ではありません。 同じ流量を維持する比較のため、既設ポンプのまま管径を変えたときの運転流量は別途確認します。 実管の内径・粗さ、継手、機器の損失、高低差を含めて再計算してください。

手計算で確かめる

D80 = (89.1 − 2×5.5)/1000 = 0.0781 m
D100 = (114.3 − 2×6.0)/1000 = 0.1023 m

Q = 50/3600 m³/s、μ = 0.001002 Pa·s
v = 4Q/(πD²)、Re = ρvD/μ

下記のHaaland式で表の摩擦係数を求め、ΔP = f(L/D)ρv²/2 に 代入します。継手と高低差が0なので、合計圧力差も表の直管損失と一致します。

この表は固定条件の解説で、計算機の入力とは連動しません。表示は丸めていますが、 比較率は丸め前の値から求めています。実設備の採否を保証するものではありません。

仮定条件による設計検討例

5 m高い容器へ送液する:使える圧力差から配管径を絞る

この例は、入力条件の決め方と結果の読み方を説明するために作成した教材です。 実案件の施工実績や測定記録ではありません。上の直管比較に入口・出口と液面差を加え、 圧力損失が小さいという結果を、送液できる条件の検討へつなげます。

1. 何を満たすための計算か

加圧された供給容器から受入容器へ、20℃の水を通常50 m³/h、 最大60 m³/hで送ると仮定します。 供給側は最低250 kPaG、 受入側は最高150 kPaGとし、 受入側の液面が供給側より最大5 m高い条件で検討します。 容器内の液面流速は無視でき、途中にポンプはありません。

使える圧力差は100 kPaです。 ここから液面差による静圧差と、直管・入口・出口の損失を差し引きます。 最大流量はこの教材の要求条件であり、一律の余裕率や規格上の推奨値ではありません。

2. 入力値を決める順序

  1. 流量と物性:工程で必要な流量を通常・最大に分けます。 この例は密度998.2 kg/m³、粘度1.002 mPa·s。 温度が変わる設備では、温度ごとの物性で確認します。
  2. 寸法と経路:Sch40の80A・100Aを候補とし、直管長は100 m。図面から求めるのは配管中心線に沿う実長です。 高低差には両容器の液面差を使い、配管の最高点までの高さと取り違えないようにします。 内径は呼び径から直接決めず、掲載寸法表の外径と肉厚から求めます。
  3. 粗さと局部損失:清浄な商用鋼管の参考値ε=0.0457 mmを使います。 角型入口K=0.5と大きな容器への出口K=1.0を 各1個としてΣK=1.5。エルボ・弁・機器の損失は別途追加する前提です。

計算欄で再現する場合は、水(20℃)・Sch40・炭素鋼(新品)、直管長100 m、高低差5 mを設定し、 入口と出口の個数をそれぞれ1、その他の継手・弁は0にします。呼び径と流量を下表の3条件へ順に変更してください。 この解説の表は固定値で、計算欄の入力とは連動しません。

3. 圧力差の内訳を比較する

通常流量の80A・100Aと最大流量の100Aを比較
項目80A・通常50 m³/h100A・通常50 m³/h100A・最大60 m³/h
内径78.1 mm102.3 mm102.3 mm
流速2.899 m/s1.690 m/s2.028 m/s
直管の摩擦損失101.52 kPa25.94 kPa36.70 kPa
入口・出口の損失6.29 kPa2.14 kPa3.08 kPa
液面差5 mの静圧差48.94 kPa48.94 kPa48.94 kPa
必要な圧力差(上記合計)156.76 kPa77.02 kPa88.73 kPa
使える圧力差 − 必要な圧力差-56.76 kPa22.98 kPa11.27 kPa

表は横にスクロールできます。表示値は小数点以下2桁(流速は3桁)に丸めています。

4. この条件での判断と、採用前に確認すること

80Aは通常流量だけで156.76 kPaを必要とし、 使える100 kPaを超えます。この圧力条件で50 m³/hを送る候補から外します。 100Aは通常流量で77.02 kPa、最大流量で88.73 kPaなので、次の検討に残します。

最大流量時に残る11.27 kPaは、 未計上のエルボ・弁・ストレーナ等の損失、流量調整に必要な圧力差、 採用品の内径・粗さや運転条件の違いを評価するための残りです。 追加損失がこれを超えれば100Aでも条件を満たしません。 また、実際の流量は系統全体の抵抗と圧力条件で決まるため、100Aにすれば自動的に50 m³/hへ固定されるわけではありません。

採用前には、供給圧力の最低値・受入圧力の最高値・液位変動の組合せ、全経路の部品損失、 調節弁の必要差圧と制御性、起動・停止時の過渡現象、配管途中の局所圧力、材料と耐圧を確認します。 配管費と施工条件も比較して最終径を決めます。 本計算は定常状態の容器間の圧力差を扱い、途中の局所圧力や過渡現象は算出しません。

5. 手計算と参照資料で確かめる

使える圧力差 = 250 − 150 = 100 kPa
静圧差 = 998.2 × 9.80665 × 5 / 1000 = 48.94 kPa

下記のDarcy-Weisbach式・Haaland式で直管損失を求め、ΔP局部 = 1.5 × ρv²/2を加算します。 差し引く液面差は1回だけです。計算欄の「合計圧力差」には高低差が含まれているので、 そこへ静圧差を再び足すと二重計上になります。

配管圧力損失の計算式

1. 計算の考え方

配管の入口から出口までの圧力差は、次の 3 つの合計として求めます。

  • 直管の摩擦損失 — 管内壁との摩擦で失われる圧力。管長に比例します。
  • 継手・弁の局部損失 — エルボや弁での流れの乱れによる損失。抵抗係数 K を動圧に掛けて求めます。
  • 位置による圧力差 — 高低差 Δz による静圧の差。 上向きの流れでは損失、下向きでは圧力の回復になります。

2. 使用する式

平均流速とレイノルズ数
A = πD² / 4  v = Q / A  Re = ρ v D / μ
摩擦係数 f
層流 (Re < 2300)  f = 64 / Re
乱流・遷移域 (Re ≥ 2300)  1/√f = −1.8 · log₁₀[ (ε/D / 3.7)^1.11 + 6.9 / Re ]
乱流側は Colebrook-White 式を陽形に近似した Haaland 式です。反復計算なしで解け、 実用範囲での Colebrook 解との差は数 % 以内に収まります。Re が 2300〜4000 の遷移域にも便宜上この式を適用し、計算結果ではこの範囲を「遷移域」として注記します。
圧力損失 (Darcy-Weisbach)
ΔP = f · (L / D) · (ρv² / 2) + ΣK · (ρv² / 2) + ρ · g · Δz
ρv²/2 を動圧といいます。摩擦損失も局部損失も、動圧に係数を掛けた形で表せます。 摩擦・継手による損失を水頭 [m] に直すには、高低差の項 ρ·g·Δz を除いた (ΔP摩擦 + ΔP継手) / (ρg) とします。高低差は損失ではなく静圧差のため、 損失水頭には含めません。

3. 記号と単位

記号意味単位
Q体積流量m³/s
D管内径m
A流路断面積m²
v平均流速m/s
ρ密度kg/m³
μ粘度Pa·s (1 mPa·s = 1 cP)
ε管内壁の絶対粗さm
L直管長m
ΣK継手・弁の抵抗係数の合計—
Δz高低差 (出口 − 入口)m
g重力加速度 9.80665m/s²

4. 入力値の目安

  • 流速 — 液体全般に共通する上下限は設けていません。 必要な流量を固定し、圧力損失・材質・騒音・運転条件を合わせて管径を検討してください。 水のポンプ配管では 配管流速ツールのKSB参考範囲を条件付きで比較できます。
  • 流体プリセット — 表示温度・濃度で丸めた概略値です。 実際の温度、組成、製品グレードに合わせ、密度と粘度をSDS・メーカー物性表・自社データへ置き換えてください。
  • 絶対粗さ ε — 下表の清浄管の参考値を自動入力します。 経年・腐食・付着物がある管は年数や材質名だけでは決められないため、実測値や評価資料を確認して手入力してください。
  • 継手の K 値 — 入口・出口の2項目だけに、下記の条件付き既定値を設けています。 エルボ・T字管・各種弁の9項目には一律の値を設けず、採用機器・管径・形状・開度に対応する資料から入力します。 個数が1以上でKが空欄の場合は、損失を0とみなさず計算結果を保留します。

絶対粗さの採用値と根拠

Hydraulic Institute, Pipe Frictional Losses, Table 3.A.1 のmm列と照合しました(2026年9月21日)。清浄管の例示値であり、特定製品の保証値ではありません。 原資料には商用設備向けに15%を加算する記述がありますが、本ツールは加算前の表値を表示します。 補正や採用品の値を使う場合はカスタム入力へ変更してください。

管材質・状態ε [mm]原表の対応行・適用条件
炭素鋼・新管 (清浄管の参考値)0.0457

Commercial steel or wrought iron

清浄な商用鋼管の参考値。JISの保証値ではありません。

炭素鋼・経年軽度腐食 (粗さは手入力)要入力

腐食程度と粗さの対応は未確認。実測値・既設管の評価資料から入力してください。

炭素鋼・経年重度腐食 (粗さは手入力)要入力

経年だけでは粗さを決められません。実測値・既設管の評価資料から入力してください。

亜鉛めっき管 (清浄管の参考値)0.152

Galvanized iron

清浄管の参考値。腐食・付着物の影響は含みません。

ステンレス溶接管 (粗さは手入力)要入力

溶接部・内面仕上げごとの値は未確認。採用管の資料から入力してください。

ステンレス鋼 (清浄管の参考値)0.015

Stainless steel

一般のステンレス鋼の参考値。BA仕上げ専用の値ではありません。

鋳鉄管・アスファルト被覆 (清浄)0.122

Cast iron - asphalt dipped

被覆の種類をアスファルトに限定。無塗装の0.26 mmとは異なります。

鋳鉄管・無塗装経年 (粗さは手入力)要入力

清浄な無塗装管の表値を経年管に転用しません。実際の状態で確認してください。

樹脂管 (清浄・平滑の参考値)0.00152

Drawn tubing - glass, brass, plastic

清浄・平滑な管の参考値。継目・劣化・付着物は別途確認してください。

FRP (清浄管の参考値)0.005

Fiberglass

清浄管の参考値。採用品の内面仕上げ・ライニングはメーカー資料を優先してください。

銅管 (清浄管の参考値)0.0015

Brass or copper (tubing)

清浄な管の参考値。特定のJIS材種の保証値ではありません。

コンクリート (参考範囲の下限)0.305

Concrete: 0.305–3.05 mm

原表の範囲0.305〜3.05 mmの下限を仮定。採用品の確認なしに平滑と判断しないでください。

5. 適用範囲と注意点

  • 非圧縮性の単相液体が対象です。気体・蒸気は圧力によって密度が変わるため、この式では扱えません。
  • 二相流 (気液混相)、非ニュートン流体、スラリーは対象外です。
  • Re が 2300〜4000 の遷移域では摩擦係数のばらつきが大きく、計算値の信頼度が下がります。
  • 層流域での固定K値の適用性は未確認です。継手損失を過大・過小評価する可能性があるため、 採用機器の資料で確認してください。
  • 高温・高粘度の流体では、管壁付近と主流部の粘度差による補正 (Sieder-Tate など) が必要になる場合があります。

6. 出典

  • Hydraulic Institute, Pipe Frictional Losses — 式3.A.1のDarcy-Weisbach式、式3.A.4のレイノルズ数。 比較例の摩擦係数には、同資料の陽形式ではなく次項のHaaland式を使用しています
  • Haaland, S. E. (1983), Journal of Fluids Engineering 105(1), 89–90 — 乱流域のDarcy摩擦係数を陽的に求めるHaaland近似式
  • Hydraulic Institute, Losses in Valves, Fittings, and Bends — Fig.3.B.1a の角型入口はK=0.5。 容器の壁と同面で丸みのない入口が対象で、丸み・壁厚により変わります。Fig.3.B.1b と式3.B.3は、 管から大きな容器への急拡大で出口側流速をほぼ0とすると h=v²/(2g)、すなわちK=1となる根拠です。 他の継手・弁は同資料でも径・接続方式・形状によって係数が変わるため、種類名だけで自動入力しません。2026年10月2日照合。
  • 絶対粗さ — 上記Hydraulic InstituteのTable 3.A.1(mm列)。採用行・条件は「絶対粗さの採用値と根拠」の表に示します。
  • 適用規格の公式書誌: JIS G 3452:2026 / JIS G 3454:2026 / JIS G 3459:2021 — 呼び径・外径・厚さを確認する規格です。掲載内径は公開寸法表を基に算出しているため、 確定値は採用する版の規格本文またはメーカー寸法表と照合してください

流体物性値の条件と出典

質量%は「溶質の質量 ÷ 水溶液全体の質量 × 100」です。体積%とは異なります。 例えばEG 30質量%はEG 30 kgと水70 kgの組成で、30 Lと70 Lの混合を意味しません。 市販の不凍液・ブラインは添加剤や濃度表示が異なるため、同じ数値でもそのまま置き換えないでください。

資料照合日: 。 表の値は入力欄と同じデータから表示しています。実測値・製品保証値ではありません。このツールでは密度と粘度を使用します。

自動入力する値と手入力が必要な項目
流体・条件密度
kg/m³
粘度
mPa·s
根拠・算出方法
水 20℃純水・表示温度の飽和液体998.21.002NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — 水の飽和物性表(20〜100℃、20℃刻み)

NISTの液相密度・粘度と飽和圧力を丸めた値。高圧での密度変化は含めません。

水 40℃純水・表示温度の飽和液体992.20.653NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — 水の飽和物性表(20〜100℃、20℃刻み)

NISTの液相密度・粘度と飽和圧力を丸めた値。高圧での密度変化は含めません。

水 60℃純水・表示温度の飽和液体983.20.466NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — 水の飽和物性表(20〜100℃、20℃刻み)

NISTの液相密度・粘度と飽和圧力を丸めた値。高圧での密度変化は含めません。

水 80℃純水・表示温度の飽和液体971.80.354NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — 水の飽和物性表(20〜100℃、20℃刻み)

NISTの液相密度・粘度と飽和圧力を丸めた値。高圧での密度変化は含めません。

水 100℃純水・表示温度の飽和液体958.30.282NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — 水の飽和物性表(20〜100℃、20℃刻み)

NISTの液相密度・粘度と飽和圧力を丸めた値。高圧での密度変化は含めません。

エチレングリコール 30質量% (20℃)EG 30質量%・水70質量%・20℃(添加剤なし)10392.15MEGlobal, Ethylene Glycol Product Guide(2024), pp.18・28, Fig.7・17

密度: Fig.17、粘度: Fig.7から温度補間した概算値。30質量%の蒸気圧係数は掲載がないため手入力。

エチレングリコール 50質量% (20℃)EG 50質量%・水50質量%・20℃(添加剤なし)10643.83MEGlobal, Ethylene Glycol Product Guide(2024), pp.17・18・28, Fig.6・7・17

密度: Fig.17、粘度: Fig.7から温度補間した概算値。蒸気圧: Fig.6の50質量% Antoine係数で計算。

塩化カルシウム 25質量% ブライン (−10℃)無水CaCl₂換算25質量%・水75質量%・−10℃要入力6.32OxyChem, Calcium Chloride Handbook(September 2026), p.23, Table 4

粘度: Table 4の25質量%・−10℃列の6.32 cP。密度・蒸気圧はこの条件の根拠未確認のため手入力。25℃の密度表は転用しません。

メタノール (純物質・20℃)メタノールの純物質・20℃の飽和液体(混合溶剤・水溶液には適用しません)790.90.585NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — メタノールの20℃飽和物性表

NISTの液相密度を小数1桁、液相粘度を小数3桁、飽和圧力をkPaAに換算して小数2桁に丸めた値。高圧での物性変化は含めません。

ベンゼン (純物質・20℃)ベンゼンの純物質・20℃の飽和液体(混合溶剤・水溶液には適用しません)878.80.647NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — ベンゼンの20℃飽和物性表

NISTの液相密度を小数1桁、液相粘度を小数3桁、飽和圧力をkPaAに換算して小数2桁に丸めた値。高圧での物性変化は含めません。

トルエン (純物質・20℃)トルエンの純物質・20℃の飽和液体(混合溶剤・水溶液には適用しません)866.80.587NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — トルエンの20℃飽和物性表

NISTの液相密度を小数1桁、液相粘度を小数3桁、飽和圧力をkPaAに換算して小数2桁に丸めた値。高圧での物性変化は含めません。

n-ヘキサン (純物質・20℃)n-ヘキサンの純物質・20℃の飽和液体(混合溶剤・水溶液には適用しません)659.30.313NIST Chemistry WebBook, SRD 69 — n-ヘキサンの20℃飽和物性表

NISTの液相密度を小数1桁、液相粘度を小数3桁、飽和圧力をkPaAに換算して小数2桁に丸めた値。高圧での物性変化は含めません。

丸め・補間の方法と検算条件

水はNISTの飽和物性表の液相(l)列を使用し、密度を小数1桁、粘度を小数3桁、蒸気圧をkPaへ換算して小数2桁に丸めています。飽和状態を基準にした概略値で、高圧の圧縮液には別の物性値が必要です。100℃の水の蒸気圧は101.42 kPaAで、標準大気圧101.325 kPaとは一致しません。

メタノール・ベンゼン・トルエン・n-ヘキサンもNISTの20℃飽和物性表を使用し、水と同じ桁数で丸めています。密度・粘度は液相(l)列で、蒸気相(v)列ではありません。含水品・市販の混合溶剤・別温度にはそのまま使わず、カスタム入力で運転条件の値へ変更してください。

EGは20℃ = 68°F。原資料の50°Fと100°Fの値から、補間割合 (68−50)/(100−50) = 0.36 を使います。この温度補間はPlantCalcの概算方法であり、メーカーが20℃の保証値を示したものではありません。

密度: S = A + Bx + Cx²(x: EG質量%)。Fig.17で求めた比重Sを線形補間し、60°Fの水の密度の丸め値999.0 kg/m³を掛け、整数に丸めます。30質量% → 1039、50質量% → 1064 kg/m³。

粘度: L = log₁₀(μ) = A − B/(x + C)。Fig.7で求めたLを線形補間して μ = 10ᴸ に戻し、小数2桁に丸めます。30質量% → 2.15、50質量% → 3.83 mPa·s。

塩化カルシウムの粘度は原表の6.32 cPをそのまま使用します(1 cP = 1 mPa·s)。これは動粘度(mm²/s)ではありません。密度表Table 3bは25℃であり、−10℃の密度としては採用していません。

「物性は手入力」と表示される流体は、以前の概略値に対応する原典と条件を確認できないため自動入力を停止しています。 流体の選択肢は残しています。使用する製品の温度、純度、濃度の定義を確認し、必要な物性値を手入力してください。 資料に値がない場合は推測で埋めず、メーカーへ確認してください。

使い方とよくある質問

入力から結果を確認するまで

  1. 流体の温度・組成と必要流量を決め、密度・粘度・流量の単位を確認します。手入力の物性には、採用する資料の値を使います。
  2. 管種・呼び径または実際の内径を指定し、直管長、出口と入口の高低差、管の状態に対応する粗さを入力します。継手・弁は個数と採用品のK値を設定します。
  3. 合計圧力差を直管・継手・高低差の内訳に分けて読みます。掲載の比較例で検算し、流速やポンプ揚程を確認する場合は同じ流体・流量・寸法を使います。

入力・結果で迷ったとき

継手の個数を入れたら結果が表示されなくなりました。
入口・出口以外のK値には既定値がありません。使用する継手や弁の径・形状・開度に合う係数を資料から入力してください。Kが空欄のままでは、未確認の損失をゼロとして計算しません。
ポンプ計算へ合計圧力差をそのまま転記できますか?
合計圧力差には高低差の静圧項も含まれます。ポンプ側で液面高さを別に入力する場合は、「損失水頭(摩擦+継手)」を転記し、高低差を二重に加算しないようにします。吸込側と吐出側の経路は分けて計算してください。
「直管100 mあたり」は継手や高低差も含みますか?
含みません。直管の摩擦損失を長さで換算した指標です。実際の経路の圧力差を確認するときは、入力した長さの直管損失に、継手・弁の損失と高低差による静圧差を合わせて読みます。
計算の入力欄へ戻る ↑