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PlantCalc

配管の計算ツール

配管重量・保有水量 計算

計算の入力欄へ ↓使い方・よくある質問

配管の呼び径・肉厚・長さ・材質密度から、管本体の質量、保有水量、満液時の合計質量を計算します。JIS配管寸法の選択と外径・肉厚の直接入力に対応し、1m当たりの質量も確認できます。

主な入力
配管寸法、長さ、材質密度、液体密度
主な結果
管本体の質量、保有水量、満液時質量、単位長さ質量
適用範囲
一定断面の直管と内部を満たす液体の幾何学的容量・質量が対象です。継手・フランジ・保温材・付属品は含みません。

公開日: 最終更新: 作成・保守: PlantCalc 運営計算・掲載内容の検証方針

計算結果。配管の空質量 106.27 キログラム。満液時合計 150.15 キログラム。保有容量 43.957 リットル。

入力条件

結果を見る

入力欄には操作確認用の代表値を表示しています。 実際の条件に置き換えてください。必須欄は空欄にせず、ゼロの場合は 0 を入力します。結果は自動で更新されます。

同じ寸法の直管を合計した長さ

外径 60.500 mm / 肉厚 3.800 mm / 内径 52.900 mm

材料と内容液

寸法表と材料密度は個別に指定します。採用する配管の外径・肉厚・材質を確認してください。

実際の材料密度に上書きできます
使用温度・濃度に対応した密度

計算結果

入力へ戻る

サンプル条件(初期値)

満液時の合計質量
150.15 kg

直管の空質量 + 内容液の質量

保有容量(管内を満たす液量)
43.957 L

= 0.043957 m³

質量の内訳

配管の空質量
106.27 kg
内容液の質量(満液)
43.878 kg
満液時の合計質量
150.15 kg

1 m あたりの質量・容量

配管
5.314 kg/m
内容液
2.194 kg/m
合計
7.507 kg/m
管内容量
2.198 L/m

「重量」は質量で表示しています。対象は直管と満液時の内容液です。継手・フランジ・弁・保温材・めっき等の質量は含みません。

検算済みの代表条件

再現できる計算例

入力条件
SGP 50A の外径 60.5 mm、肉厚 3.8 mm、 長さ 20 m。炭素鋼密度 7850 kg/m³、 内容液は水 20℃・998.2 kg/m³ とします。
計算結果
空質量 106.27 kg / 内容液 43.88 kg / 満液時合計 150.15 kg / 保有容量 43.96 L
検算ポイント
内径は 60.5 − 2 × 3.8 = 52.9 mm。 円環断面から求めた単位長さ質量は 5.3136 kg/m で、 小数第 2 位まで丸めるとシンニチ工業の公開寸法表の 5.31 kg/m と一致します。 容量は π × 0.0529² ÷ 4 × 20 × 1000 = 43.96 L で再現できます。 全長の質量計算には、単位長さ質量の丸め前の値を使います。

表示値は読みやすい桁数に丸めています。代表値、境界値、単位換算、無効入力は公開前の 回帰テストで確認しています。詳しくは 検証・訂正方針をご覧ください。

計算結果の読み方

50Aから80Aに変えたときの保有水量と満水質量

比較する条件

同じ20 mのSGP直管を、50A(外径60.5 mm・肉厚3.8 mm)と80A(外径89.1 mm・肉厚4.2 mm)で比較します。鋼材密度7850 kg/m³、水密度998.2 kg/m³です。

50Aから80Aに変えたときの保有水量と満水質量の計算結果
項目SGP 50ASGP 80A
内径52.9 mm80.7 mm
保有水量44.0 L102.3 L
空の管質量106.3 kg175.9 kg
満水時質量150.1 kg278.0 kg

表は横にスクロールして比較できます。

結果から読み取れること

呼び径を大きくすると管本体だけでなく、内部に保持する水も増えます。 50Aの20 mを空の管質量 106.3 kg だけで集計すると、 水 43.9 kg を見落とし、 満水合計 150.1 kg に対して 約 29.2% 少なく見積もります。 支持荷重の集計では、運転時や水張り時に内容液があるかを確認して、対応する質量を使います。

誤解しやすい点と適用条件

直管20 mだけの幾何学的計算です。フランジ、継手、バルブ、保温材、支持材、腐食代、製造公差や水撃時の荷重は含みません。支持設計には採用部材の実寸と荷重条件が必要です。

手計算で確かめる

80Aの内径は 89.1 − 2 × 4.2 = 80.7 mm。保有水量は π × 0.0807² / 4 × 20 × 1000 = 102.3 L です。 50Aの水質量は 43.96 ÷ 1000 × 998.2 ≈ 43.9 kg。 満水質量は管質量と水質量の和です。表の計算は丸め前の容量を使っています。

この表は固定条件の解説で、計算機の入力とは連動しません。表示は丸めていますが、 比較率は丸め前の値から求めています。実設備の採否を保証するものではありません。

配管重量・保有水量の計算式

1. 計算の考え方

直管の空質量は、円環状の材料断面積に長さと材料密度を掛けて求めます。 配管内部の容量は内径に対応する円の面積と長さの積です。その容量を内容液で満たしたときの 液質量を加えると、満液時の合計質量になります。水を選ぶと満水重量と保有水量を確認できます。 水以外の液体は、使用条件での密度を入力してください。

2. 使用する式

内径と断面積(寸法は m に換算)
Di = Do − 2t  Am = π(Do² − Di²)/4 = πt(Do − t)  Af = πDi²/4
保有容量
V = Af L [m³]  V [L] = 1000 V [m³]
配管・内容液・満液時の質量
m_pipe = Am L ρm  m_fluid = V ρf  m_total = m_pipe + m_fluid
単位長さ質量は、配管が Amρm、内容液が Afρf です。

3. 記号と単位

配管重量・保有水量の計算で用いる記号と SI 単位
記号意味計算上の単位
Do / Di外径 / 内径m
t肉厚m
L直管長さm
Am / Af材料断面積 / 管内断面積m²
ρm / ρf材料密度 / 内容液密度kg/m³
V管内を満たす容量m³
m_pipe / m_fluid配管質量 / 内容液質量kg
m_total満液時の合計質量kg

4. 入力値の目安

  • 呼び径は外径や内径そのものではありません。例えば SGP 50A は外径 60.5 mm、肉厚 3.8 mm、内径 52.9 mm です。
  • 寸法表は SGP・Sch10S・Sch40・Sch80 の掲載寸法を選びます。実測寸法や別規格の管には「外径・肉厚を入力」を使ってください。
  • 材料密度の代表値は炭素鋼 7850、SUS304 系 7930、SUS316 系 7980 kg/m³ です。寸法表と密度の選択は独立しているため、実際の製品の材質に合わせます。
  • 水 20℃ の初期密度は 998.2 kg/m³ です。温水、薬液、濃度の異なる液体では、使用温度と濃度に対応する密度を指定します。
  • 同じ寸法・材質の直管は長さを合計して入力できます。寸法が異なる区間はそれぞれ計算して集計してください。

5. 適用範囲と注意点

  • 一定断面の円形直管と、内部を完全に満たす単相液体を対象にしています。空気溜まり、部分充填、沈殿物、ライニングによる容量減少は計算に含みません。
  • 継手・フランジ・弁・保温材・外装・めっき・支持金具の質量は含みません。配管系統全体の質量を見積もる場合は別途加算します。
  • 公称寸法と代表密度に基づく幾何学的な概算です。実際の製品の寸法公差、腐食、密度、メーカーの質量丸め方法によって差が出ます。
  • 表示する「重量」の単位は質量です。支持荷重としての力、支持間隔、たわみ、応力、耐圧は評価していません。
  • 入力長さと密度は正の値、肉厚は外径の半分未満とします。単位を変更すると入力値を換算して、同じ物理条件を保ちます。

6. 出典

  • シンニチ工業「配管用炭素鋼鋼管(SGP・ガス管)とは?」 — SGP の外径・肉厚・単位長さ質量。上記 50A の計算例は公開寸法表の 5.31 kg/m と照合しています。
  • 寸法の参照規格:JIS G 3452(SGP)、JIS G 3454(Sch40・Sch80)、JIS G 3459(Sch10S)。掲載寸法の確定には採用版の規格本文またはメーカー資料を確認してください。
  • 日本製鉄「NSSC 445M2」物理的性質 — 比較材として掲載された SUS304・SUS316 の代表密度。
  • IAPWS-95:水・水蒸気の熱力学的性質 — 水の密度を確認するための一次資料。本ツールは密度の代表値または手入力値を使い、温度・圧力からの物性計算は行いません。
  • 容量・質量の式は円と円環の幾何学式および「質量 = 密度 × 体積」に基づきます。

使い方とよくある質問

入力から結果を確認するまで

  1. 寸法表の管種・呼び径を選ぶか、外径と肉厚を直接入力します。長さには計算対象の直管部分の合計を使い、材質に合う材料密度を設定します。
  2. 内容液の密度を使用条件に合わせ、管本体・内部容量・満液時質量を確認します。管本体と液体の内訳、単位長さあたりの値を分けて読みます。
  3. 用途に応じて空重量か満液時質量を使い、支持荷重を検討するときは継手・フランジ・保温材・付属品の質量を別途追加します。

入力・結果で迷ったとき

内径だけで管本体の質量を計算できますか?
内径だけでは材料の断面積が決まりません。外径と肉厚、長さ、材料密度が必要です。流速計算で内径を直接入力した配管は、図面や製品表で外径・肉厚も確認してください。
満水時の値と、実際の運転時質量は同じですか?
満液時質量は、配管内部が指定した密度の液体で完全に満たされる条件です。部分充満、気液混相、流体密度が違う条件へそのまま転用できません。運転や水圧試験など、検討する状態を区別します。
製品カタログの単位質量と少し違うのはなぜですか?
本ツールは呼び寸法から材料断面積を求め、入力した密度で幾何学的に計算します。寸法・質量の丸めや製造許容差、めっき等の扱いで差が生じます。購入仕様や荷重検討では採用品の資料も照合します。
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